店長の紹介BLOG ブログ

池袋に2015年9月にオープンしたビアパブ「NONSUCH」。英国スタイルのリアルエールとUKロックミュージックがコンセプト。リアルエールのハンドポンプが4機設置され、ここでしか飲めないビールもお楽しみいただけます。

姉妹店エールハウスで10年、そしてレコード店でも勤務経験を持ち、ロンドンにも2回の視察でパブ事情やU.K.ロックへの造形も深い店長と、フレンドリーなスタッフがオフ・ビートな雰囲気でお待ちしています。

店名の「NONSUCH」は、英国のロックバンド「XTC」の同名アルバムタイトルからとったもの。店内ではローリング・ストーンズ、XTC、Tレックス、スティング、スミス、オアシスなどの有名バンドからマニアックなサウンドまで、店長のセレクトしたミュージックが楽しめます。

2021年7月12日 雑記。

本日からまたお盆明けくらいまで、お店は休業に入ります。世間ではいろいろと言われてますが、もはやいろいろな行動については、正解などはないと思います。いろいろな人の立場や、状況があって、仕方なく判断されてる事もあります。一つの角度から物事を見て、難癖つけるのではなく、多面的に俯瞰して見て、寛容、忍耐をもって歩み寄らないことには、分断が生じるだけだと思います。

私達飲食業にとって、今の状況は、正直辛いものがあります。それは金銭面的なものももちろんそうですが、それ以上に、精神的な面でのダメージ、ストレスも非常に大きいです。
お客様の前では笑い話に変えていたり、気丈に振る舞いますが、閉店後にはやはり、深いため息をつき、肩を落としている店主の方達も少なくないと思います。それでも、どうにか守らなければならない人やモノがある限り、次の日には何事も無かったかのような空元気にも近い足取りで店に向かうのです。

こないだの土曜日は休業前の週末ということもあり、忙しい一日でした。クラフト樽生ビールは次々と撃ち抜かれ、ラガービールのハートランドしか残ってない状態…。フードもありがたい事に、当店の看板商品のフィッシュアンドチップスのオーダーが立て続けに入って来ました。ここに来てフィッシュアンドチップスの調理スピードアップと衣を更に改良したりして、完成度がまた上がってきて、お客様にもお褒め頂く機会が増えてきました。よし、この調子で…!と思いきや、また休業要請…、、う〜ん……といった感じです。

それでも、ここは踏ん張って
その調理感覚とお客様の言葉をしっかりと忘れないように、気を緩めず過ごしたいと思います。
お客様が喜びそうなもの、且つ、自分達が伝えたい物(音楽や知識など)、そしてメニューを考え、それを提示して、オーダーされたものを迅速に出して、お客様が楽しそうにしている風景を見守っている事が、あたり前の事だけど、この当たり前のことが、すごく大事で、貴重な事の様に思います。
世の中がちょっと一転した今、感じ取った、この基本的感覚も忘れてはいけないと思います。

また来月に営業再開出来た際には、
何事も無かったかのようにあの場所に居ると思います。なので、そしたら、リハビリの意味も込めて、どんどんフィッシュアンドチップスを、オーダー、して下さいね!!(笑)

それではまた!!