店長の紹介BLOG ブログ

池袋に2015年9月にオープンしたビアパブ「NONSUCH」。英国スタイルのリアルエールとUKロックミュージックがコンセプト。リアルエールのハンドポンプが4機設置され、ここでしか飲めないビールもお楽しみいただけます。

姉妹店エールハウスで10年、そしてレコード店でも勤務経験を持ち、ロンドンにも2回の視察でパブ事情やU.K.ロックへの造形も深い店長と、フレンドリーなスタッフがオフ・ビートな雰囲気でお待ちしています。

店名の「NONSUCH」は、英国のロックバンド「XTC」の同名アルバムタイトルからとったもの。店内ではローリング・ストーンズ、XTC、Tレックス、スティング、スミス、オアシスなどの有名バンドからマニアックなサウンドまで、店長のセレクトしたミュージックが楽しめます。

NONSUCH ANTHEM vol.1 「Ballet for a Rainy Day」XTC

Nonsuchでは毎日、店内でU.Kロックを中心とした
数々の曲が流れています。
その中でも、ノンサッチ的に定番となっているような
これは名曲だろうと思うものを、店長鈴木が完全に独断と偏見で、個人的なエピソードを交えつつ、ご紹介してゆきます!!

まずは、NONSUCHの店名の由来にもなっている
英国の至宝、偏屈ポップの最高峰に君臨する
XTCから一曲ご紹介します!

「Ballet for a Rainy Day」 XTC

1986年リリースの通算8枚目のアルバム
「Skylarking」に収録。
まずいきなり冒頭のメロディに殺られてしまいます。
美しい…覚えやすい(歌詞も!)…なんだか
切ない… = 最高…!!
Aメロからこんなんでいいのでしょうか、!
その後のサビもブリッジも美しい流れに沿って、
雰囲気を壊さずに綺麗に進んでゆきます。
が、やっぱりヘンテコな音階やところどころに
難しいコードが潜んでいてただのキレイだけじゃない
曲に仕上がってます。
ピアノの音色がどこかトタン屋根に落ちる雨粒のランダムノートを表現してるかのようです。
実際に歌詞でも、アンディが窓辺から雨の街を見下ろした印象を描いています。
冒頭の歌詞は
♪オレンジ色とレモン色の
レインコートが街中に溢れる
果物がトレーから落ちて あちこちに散らばったみたい…とこんな感じです。

この『スカイラーキング』というアルバムは
ポップの魔法使いと言われたアメリカのアーティスト、トッド・ラングレンがプロデューサーとして起用され、そのトッドのビートルズのサイケポップ期を彷彿とさせるスタジオワークがオーバープロデュースと見なされたりして、XTCのメインソングライターであるアンディ・パートリッジと衝突を繰り返しながら、出来上がったというのは、有名な話でもあります。
しかし、出来上がったアルバムは製作時の諸々のバチバチ加減とは裏腹に結果的に素晴らしい英国的密室/箱庭ポップに仕上がりました。
自分はこのアルバムは高校時代に地元群馬県桐生市に当時あった長崎屋というデパートの催事場で時々やってたレコード市で、アナログ盤を買いました。
たしか、老舗レコードショップのyellow Popが出店してたと思います。
その時に一緒に買ったのはエルビス・コステロの「Taking Liberties」という編集アルバムと
Kraftwerkの「人間解体」だったと思います。
因みに、コステロのそのアナログ盤現物はノンサッチ店内の棚に飾ってあります(笑)。
雨の日にピッタリのこの曲を
これからの雨の季節のお供に如何でしょうか?