あけましておめでとうございます!店長のスズキでございます!今年も宜しくお願い致します!ということで…
毎年この時期には一年の総括として、昨年にリリースされた曲の中で、お気に入りの曲を紹介しております!
昨年はパンデミックで、ライブが余儀なく中止され、リリースイベントなども出来ない影響で、作品のリリースが例年よりも若干少なかった気もします。ですが、逆にライブバンドではないアーティストは外出自粛の籠もりっきり生活で制作が進み、意外と後半にはリリースがあったような気がします。そんな中で、好きな曲もしっかりとたくさんありました!ステイホーム期間(今も尚…)が多かった分、皆様も音楽をじっくりと聴けたんではないでしょうか?
それでは、私の独断と偏見と愛情でピックアップした曲達を一曲ずつ見ていきましょう
▶The Magic Gang「Take Back The Track」
ステイホームなPVが初夏の頃を思い出させますね…、インドアなサマーチューンて感じの、少し淋しげな爽やかさが切ない、、この生バンド感溢れるソウルチューン、この何とも言えない粗さがいいすよね…!
▶Shy Boys「Trash」
米国ミズーリ州カンザスシティ出身のインディーポップバンド。Soft Rock色強めのサウンドは、
コーラスがふんだんに入ってて、バックの演奏の音数は少ないが、とてもカラフルになってます!こーゆー味のあるヘタウマなボーカルは、個人的にとても好きです!そして、この曲の時折入るマイナーコードの流れが切なくていい〜〜!アルバムも全編きゃわいい曲が粒揃い♡…といった感じです。?
▶Gia Ford「Murder In The Dark」
このGia Ford もThe 1975のレーベル「Dirty Hit」所属。Sadeライクなシルキーで上品な声質だけど、ちょっと冴えない風貌(わざと)、写真や映像ヴィジュアルイメージはどこかイルでジャンクでインディー感がタップリ…とそのアンバランス感覚が好き。オンボロ軽トラのクセにすげー速さとテクニカルな運転で、終いにはラリーで優勝しちゃう様な感覚が好き。
ギャップってやっぱり興奮しちゃうんですよね。そして能ある鷹が隠してた爪を向き出した時…それはそれはクールなんですよね。
▶Becca Mancari「Lonely Boy」
テネシー州ナッシュビルを拠点とするニューヨーク州スタテンアイランド出身のアメリカのインディーズフォークミュージシャンのベッカ・マンカリ。
ドラムの音作り、フレーズ、パターン、、とにかくリズムトラックがアルバム全体的に好きでした。
オルタナ・カントリーベースの、ローファイ感漂うサウンドが落ち着く。ベルベットアンダーグラウンドやマジー・スターなどの退廃的要素も、ちゃんとチラついてます。
この曲「Lonely Boy」はリズムトラックの音質、サウンドエフェクトがとても心地よく、ニルファー・ヤンヤやセント・ヴィンセント的な極端にブーストしたギターの使い方などカッコいいです!
▶Audrey Nuna「damn Right」
米・ニュージャージー出身のコリアン・アメリカンでトラップやソウルを配合したアンビエント/チルなR&Bサウンドと脱力系退廃的ラップが、クールにブレンドされてます!個人的にちょっと前のPrincess Nokiaやchyynaとかのラップが好きだったので、オオッ!ってなりました…。。
▶AG CLUB「HNGOVER」
新しい風を感じさせるBay AreaのD.I.Y HIPHOP Collective”AG CLUB”。
Brockhampton的Indie Rock感のあるTrackに、4人のMemberのTightで多彩なFlowが乗る今注目の彼ら。シンセがアニマル・コレクティブしてます…www。それに絡むゴスペル風味のコーラスとギターアルペジオが泣けます…。
▶Mura Masa ,Georgia「Live Like We’re Dancing 」
昨年前半にリリースされたムラマサのアルバムは前半わざとダサく仕上げて、後半にこういったトラックを持ってくるあたり、かなり確信犯的な、巧妙な作りでしたね。そんで、この曲が余計に際立ちました…。ちょっと語弊がある言い方すると、肩の力が程良く抜けたインディー感のある、ビキビキしてないパフュームみたいで最高です!www
ゲストボーカルはロンドンの北西部出身の女性シンガーソングライター/マルチプレイヤーのGeorgia(ジョージア)。彼女は80年代のシンセポップサウンドに強く影響され、父はUKエレクトロニック・デュオ=レフトフィールドのニックさんらしいですね…。おそらく、お家でエレクトロニクス英才教育受けたんでしょう…www
ジョージアのボーカル、ハスキーになる辺り、大好きですね…
▶No Rome 「Hurry Home ft. beabadoobee,Jay Som」
この曲はもう好きなアーティスト達の夢のコラボ…NEWアルバムも素晴らしかったフィリピン生まれ、イギリス育ちのビーバッドゥービーと、アメリカのコリアンアメリカンのジェイ・ソム、そんでフィリピン出身のノー・ローム!これまた、The 1975の運営してるレーベル「Dirty Hit」からのリリース。ダーティーヒットは保守的なイギリスの老舗レーベルがやらないような事(アジア人をフックアップしたり)を、自由にセンス良くやってるところなどが痛快…、そして、何より楽曲がちゃんと良い…!
90s,00sサウンドをいち早くアップデートして、若者へ向けて、新しいモノとして提示しているような気がする。
▶The 1975 「Frail State Of Mind 」
昨年はステイホーム期間にThe 1975のずっと延期になっていたNEWアルバムがやっとリリースされ、そのアルバムはタイミングも相まって、感動的な出来事でした。アルバム本来のストーリー性を重視したボリュームで、最初から最後まで通して聴くことで得られるカタルシス効果がありまして…。もちろん一曲ずつ取り出してもクオリティ高く、単体で聴くとまた聴こえ方が変わったり…。特にこの曲の心地良さは、特筆すべきものでした。今、この時代に満を持してちょうどギリギリ一周したくらいの、90年代のsabre of paradiseや2000年代のThe Future Sound Of Londonなどの、テクノ&エレクトロニカのサウンドメイキングを意識〜消化したこの曲の感触はホントにクールで、気持ち良いモノでした。
▶Four Tet「Baby」
昨年末、急遽アルバムをまたリリースしていたフォー・テットですが、昨年前半に出したアルバム収録のこの曲も安定のカッコ良さでしたね…。フォー・テットなら、もう良いヤツに決まってるじゃん…!と言えちゃうような信頼できるミュージシャンです、、フォー・テットブランド確立してますね…、、
で、このPVは最後まで見て下さい!オチが素敵だから!
▶CARIBOU「Home」
こちらもフォー・テット同様、信頼できるミュージシャンのカリブー!
ポップでビンテージなブレイクビーツが気持ち良い曲でした…!
▶Delacour&Loren Cantor「FRAGRANCE」
Spotifyでディグってたら出会った一曲。
全く情報がないようなアーティストだけど、なんだか心地よくて、お気に入りに…
こういう出会いが音楽を深堀りするとあるからやめられない…それはCDをUNIONで買い漁っていた頃と同じ感覚。全く有名ではなくても、売れてなくても、自分に合った、ピン!と来るサウンドはいつの時代もいっぱいある、、ただ自分の感性を鈍らせないいようにしておけば…ですがね…ね…
▶The Knocks & MUNA「Bodies」
もう、なんと言ってもPVがいい…!!
マスクしてローラーブレードで朝の誰もいない道をずっと走るだけの映像なんだけど、
【コロナ禍の閉塞感&孤独感、誰もいない道路】と、【そこに自由に舞うように走る女性(だけどマスク着用)と楽曲のきらびやかなダンストラックアレンジ】のコントラストが、メロディーも相まって切なく響きます…
…早くクラブでみんなと踊りたいけど
今はただ1人でこうするとか しかない…といった感じでしょうかね…
▶PVA「Talks-Mura Masa Remix-」
インダストリアル、ニューウェーブ、ポストパンク、ハウスなどを取り入れ、ダンスミュージックマナーのバンドサウンドを打ち出すPVA。〈Ninja Tune〉傘下の〈Big Dada〉からのリリース。
このムラマサのリミックスはホントにカッコいいすね…!
原曲はLCDサウンド・システムやファクトリーフロアのような雰囲気を感じさせるし、pva、今後とても気になるグループっす!
▶BICEP「APRICOTS」
北アイルランドのベルファスト出身のエレクトロニックミュージックプロダクションおよびDJデュオ。 こちらもninjatuneからのアーティスト!
彼らのインタビューで印象に残ってるのが↓コチラ
「ダンスミュージックの好きなところのひとつは、人種や、歴史、宗教的背景などの話題から解放されて自由になれることだと常に感じていた。ダンスミュージックは中立の場所を用意してくれるんだ。」
もう間もなくNEWアルバムが出るらしいです!
▶Todd Rundgren &Rivers Cuomo「Down with the Ship」
まさかのコラボ!そしてまさかのスカナンバー…www
そしてこれがまた最高の一曲!
勝手に推測するに、おそらくリバース主導で作られたと思いますが、改めてリバースのメロディメイカーの才能に感服です…(違かったらごめんなさい、…そしたら、やはりトッド様の才能には感服です…にwww)、メロディにフックだらけのキャッチーで楽しい仕上がり!メロディが低い所から始まり、三連符経由して絶妙な半音下り戻りのリバース節!(これは絶対そうだよね!)すぐ覚えられるメロディ作るってすごいですね…。
トッドは老け込まず常に新しいものに貪欲に食らいつくのが素敵です!
▶Gorillaz「Aries ft. Peter Hook 」
ゴリラズ、去年はスゴかった…
英国ロックレジェンド達とのコラボの応酬…
このニュー・オーダーのピーター・フック然り、キュアーのロバート・スミス、終いにはエルトン・ジョンまで引っ張り出してきたり…そんで、しっかりと今のシーンを引っ張る若手ともちゃんとコラボして…デーモン・アルバーンはそのロックレジェンド達と若手ミュージシャンを繋ぐ橋渡し的なポジションを担える数少ないアーティストかもしれません。この曲は特にアルバムの中ですごく引っかかった。もちろんピーター・フックの独特なベースフレーズが語られるべきですが、やはり曲が良い!何気ないけど、ちょっと外した拍数の取り方や、サビに入る絶妙なタイミングなど、そんでメロディラインが素敵、サビの♪high tide〜my side~と繰り返されるコーラスがクセになるし、最高!
この曲は名曲「オン・メランコリー・ヒル」パート2と勝手に思ってます。
▶Ricky Reed,Jim James,Duendita「Us(How Sweet it was)」
Ricky Reedは、西海岸ベイエリアの3ピースインディロックバンド、Facing New Yorkのリードボーカルとして2004年から活動しており、2009年には5人組ポップ・バンドWallpaperの立ち上げの傍ら、様々なアーティストへのプロデューサー業も並行してマルチに活動。
アルバム及びこの曲はステイホーム期間にオンラインでズームなどを介して作り上げていったらしく、とても穏やかで、癒やされるようなサウンド。ブライアン・ウィルソンが嫉妬するんじゃないか…というような、メロディ、ピアノの旋律が美しく、はかない、胸に染みる曲。マイ・モーニング・ジャケットのジム・ジェイムスも参加してます。イイ曲っす!
▶Sorry「Session Eurosonic 2020」
2018年度のこのブログでも取り上げたUKバンドのアルバムも、もちろん良かったですが、このオランダでのライブ映像がものすごく良かった。日本でライブがあったら是非見たいバンドのひとつだっただけに、どんなライブパフォーマンスやるのか気になってました。ソニックユースからロキシー・ミュージックがサウンドにギュッと押し込められている(でも…何故かポップに聴こえる)。そして、いかにも陰鬱とした雰囲気がイギリスのバンド然としてて、とても魅力的…。かっこ良いです。あー、ライブ見たいなあ…
▶BTS 「Dynamite」
そして、昨年後半、一番聴いたかも知れない一曲がこの曲。
コロナ禍の閉塞感を打ち破るかのような
爽快な一曲。
アメリカのビルボードチャートで初登場1位を獲得し、Grammyにノミネートされて、
アジア人グループにアメリカのみならず、世界中の人々が熱狂している様子は、まるで60年代のビートルズの映像を見ているかのよう…
はっきり言って、あつさりハマってしまいました…沼に…。軽くARMY(BTSのファンダムの呼称)です。
BTSがこんなにまで魅力的なグループだったとは、この曲を聴くまで知りませんでした…、、
もうだいぶ前から人気だったにも関わらず、食べず嫌いをしていた様な…で、一口、口にしてみると、あら!なんて美味しい!…止まらないわ!
イマサラだけど、遅い早いとか関係ないし、韓国だろうがどこの国とかも関係なくて、良いもんは良くて、そして、やはり音楽の力は凄いことが分かった。このダイナマイトっていう曲か無かったら、BTSにこんなにもハマらなかったろうし、タイミングもあったろうけど、いかにこの曲、音楽が持つパワーが凄いかが露呈されたということだと思います、。
メンバーひとりひとりの個性が素晴らしくて、メンバー間の絆や、団結力を見ていると、否が応でもでも応援したくなります。
歌も上手いし、ダンスも、上手いし、かわいいし、カッコいいし、謙虚で、優しくて、清潔で、美しくて、誠実で、真面目で…そしてお茶目で…、、完璧かよっ!なんなんだよ…全く…て感じですね…
そして
合わせて
BLACK PINKも好きになりました、、。とさ。