明けましておめでとうございます!!今年も宜しくお願い致します!ということで、ホントは年末辺りで投稿したかったこの企画ですけども、やっとアップすることが出来ました!
今回は2018年に発表された曲の中から、曲が良いのはもちろんの事、ビデオ/映像も素晴らしい(というか個人的に好みのもの)と思うものを選びました!!
では
一曲ずつ見ていきましょう。
Sorry / 2 down 2 dance
イングランド/ロンドン出身のバンド。グランジ、オルタナというジャンルの若い世代による再構築。パシャパシャのスネアの音、ブレイクしてリフ残しとか…気だるいボーカルもクセになる。Pixiesっぽくもあるし、後半Weezerぽくなる。Sunflower Beanとツアー回ったりしてるのも納得。バレエなのにダーティなビデオの質感や、曲名も好きです。
Wallows / These Days
Los Angels出身の3人組。メンバーの一人は俳優さんらしい。脱力系ポップロックのお手本みたいに始まるこの曲は、ホント良く出来ていて、無駄な音が1個も入ってない。スカスカとも言えるが、ミニマルと言う方が良いだろう。音の引き算がよ〜く出来てる。ビデオ途中のギターソロのリッケンバッカーは#360という型で自分の持ってるリッケンバッカーのと同じで、ちょっとうれしくなりました(自分のはブラックですが)。ということで、完璧な3分ポップソングです。
Softer Still / Turtle Bay
英国はサリー出身のドリームポップバンド。これも完璧なキラキラポップソング!!完全にプリファブ・スプラウト直系!または、カナダのStarsの影響大(ビデオのマイクスタンドに花🌷とかは、スターズ、スミスだよな)。
イントロから80’sシンセ&キラキラギター全開でずっーっと最後までキラキラが止まらずに終わる。メロディーもこういう曲ってサビで失速しがちなのだけど、しっかりとほどよく温度落とし気味の切ないメロディーが入ってきて、そこでガッツポーズです。
ベースのお姉ちゃんのファッションがコストコのバイトあがりみたいでイカしてます!!
名曲ですね!(再生回数1535回とか…嘘だろ、オイっ!)
The Beths / Little Death
ニュージーランド出身のギターポップバンド。耳の肥えている方の2018年ベストアルバムリストにも軒並みリストアップされていたThe Beths。アルバム全編良かったですが、個人的にこの曲が推し曲です。Aメロでずっーっと動かないベースに、テンション抑えながらも徐々にコードチェンジするギター&ドラムのじらしが一気に爆発するサビが最高のカタルシス!そりゃ、ボーカルの娘も飛んでっちゃいます。個人的に後半のメガネギター君のコーラスワークが大好きです!クラウドナッシング的な!爆裂バワーポップアンセム誕生です!
Lithics / Specs
オレゴン州ポートランド出身のポストパンクバンド。こりゃ、ギャングオブフォー好きにはたまらないすね。ワイヤーとかのチープさもあります。こういうアンプ直結のノーエフェクトでカラカラな音で緊張感ある&ヘタってる音&気だるい女性ボーカルのアンサンブルは最高ですよね!しかも、曲短いとか…わかってらっしゃる!ビデオのマヌケな感じとかも!直立不動とかも!猫も!最後のラグビーボールも!最高です!
Madeline Kenney / Cut Me Off
来ました!2018年1番グッと来たやーつ!シアトルのシンガーソングライター。去年まで全然知らなかったです…。トロ・イ・モイ絡みらしいですね。音の選び方がセンスありますね〜。アルバムもいーですよー!
なんて言ってもこの曲のギターリフ最高!シンプルなのにこのインパクト。ビデオも最初のソングタイトル出る所とか興奮します!2018年度話題になった女性アーティストはたくさんいますが、このマデリーン・ケニー、個人的に1番イイっす…!好きです、こーゆーの!
Sweater Curse / Mon’s Song
オーストラリア/ブリスベンの三人組バンド。今回ご紹介してるビデオの中でも1番好きな映像の色調、色の具合です。ちょっと色褪せたオレンジがかったコントラスト低めののっぺりした色合い。カットもコラージュもイイ!!このビデオを作ったNick Sullivanという人の他の映像作品もキレイなので気になった方はコチラで↓
https://nicksullivan.co/portfolio
そんで、曲も盛り上がりを抑え込むようなボーカルキー低めのクールな設定。フロアタム多用のずんどこエイトビートにノイズ多めの雰囲気ギター…と、とってもニクイ!小品ながらもクセになるスルメな一曲でござーまさーね!!しかし…再生回数763回って…もっと見られろ!コノヤロー!イイ映像なんだからっ!
Crack Cloud / UNCANNY VALLEY!
ハイ、ヤバめのやつ来ました。カナダ/カルガリー出身の7人組脱臼ポストバンクバンドのCrack Cloud !!
既出のバンドLithicsと同じく、ギャングオブフォーや、トーキングヘッズからの影響が強い。が、この曲を聴く限りだと、まるで80年代ドイツのインダストリアルバンド、アインシュテュルテンデ・ノイバウテンみたいです(笑)。
この曲の後半がヤバくて、カミソリギター炸裂のギャングオブフォータイプの曲調に変わってからの映像が最高!!大好きです。完全にイカれてますね。シュール&アホで良いです!パキスタニカナディアン、チャイニーズカナディアンのメンバーかどうやらいるようです…
このバンド、裏Superorganismと言ったところでしょうか…。
SOPHIE / Faceshopping
さあ、最後の作品紹介となりました!スコットランド/グラスゴー出身の音楽プロデューサー兼アーティストのSOPHIEです。この方はかなりの才人で、プロデューサーとして、マドンナ、CharliXCX、M∅、Vince Staples、Let’s Eat Grandma…挙げ句の果に、安室奈美恵やきゃりーぱみゅぱみゅの作品にも絡んでいるという…かなりの実力者でもあります。
最初にこの曲を聴いた時に衝撃が走りました…そして映像も…。刺激が強すぎて、ちょっと具合いが悪くなりました。子供が見たらちょっとトラウマになりそうな感じです。Arcaまたはビョークの先鋭的なモノに近いですかね…。とにかく音の輪郭がバッキバキで、かなりHighとLowを意識的に出してますね。プロデュースした楽曲を聴いてみても、それは顕著です。Bjorkの作り出す音がそうであるように、このSophieの音も時代を先導していくパワーをもっています。これからどういった作品を作り出してくれるのか非常に楽しみですね!
あ!
最後の最後に大事な作品を忘れてました…
Age Factory / million
コンテンポラリーダンサーであり、NONSUCHスタッフでもある、チャンカホこと、小暮香帆がバリバリに踊っている作品をご紹介してお別れです!映像もキレイですし、曲もエモくて泣けてきます…!是非、小暮香帆、Age Factoryを今後チェックしていって下さいね!
最後の最後の最後に…Spotifyをご利用できる方に朗報!!
2018 にリリースされた曲縛りで(今回紹介した曲を含む)セレクトした42曲(曲順こだわりました!)を「★2018Best songS★」というプレイリストを公開しているので、
是非コチラも聴いてみて下さい!!