Viewpoint of NONSUCH vol.3 ~ノンサッチの視点 其の3~

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「リアルエール」考察

皆様はリアルエールと聞いて何を思い浮かべますか?
まだ日本にリアルエールというビールの飲める場所は少ないと思います。ですから、あまり馴染みがないのは当たり前です。

今、世の中でクラフトビールの波がうれしいことに
大きく来ています。
数年前と比べて、クラフトビールが飲める場所は
段違いに増えています。
しかしながら、クラフトビールの中でリアルエールというビールの数は多くはありません。

まず、クラフトビールというものは
いったいなんなのか?
私自身の見解ですが、これは、まさに身近になった
私たちの生活に根差したビールだと思います。
大手メーカーが作るビールに比べて、
とても個性的で芸術的でさえあるビールです。
少量生産ならではの実験的かつ革新的なビール。
その美味しさや面白さ、そして情熱と真心が
、作り手とそんなに遠くない距離感で堪能できる、
いわば、インディーなもの。

その中で、リアルエールというビールを作っている
ブルワリーもあります。
もともとリアルエールは英国発祥の伝統的なビールで、今でもイギリスのパブには9割方このリアルエールは置かれているようです。

リアルエールは、普通のドラフトビールと何が違うのかというと、

1、ガスを使わずサービングする
2、樽内で熟成(二次発酵=カスクコンディショニング)させる
分かりやすくいうとこの二点が特徴です。
なので、
リアルというのは、
ビール本来そのままの、熟成もさせ味の変化も
楽しむまさにリアル=ライブなビールなのです。

日本でのリアルエールの現状は、イギリスと違い
パブ文化の歴史も短いのでなかなか本場のように、
パブでセラーマンと呼ばれる人間の手によって二次発酵を管理するのはおそらく難しく、その役割はブルワリーさんにやってもらうことが多いと思います。翌日にはブルワリーからパブへ届けられるこの日本の輸送環境の素晴らしさだからそれは問題ないと思います。

リアルエールを作って、お店に届けることは
手間が正直なところ、かかると思います。
だからこそまさに、作り手のリアルな温もりと愛情が
リアルエールにはあると思うのです。


2015年12月28日 月曜日