NONSUCHオープン記念オリジナルビールを
仕込むため、いわて蔵ビールに行って参りました!
岩手も暑い❗
35℃!
今回仕込むビールは
シナモンを使ったブラウンエール。
ブリティッシュスタイルを得意とする
いわて蔵ビールさんの工場長
後藤(旧姓:佐藤)孝紀さんに
1日お世話になります。
今回はブラウンエールということで
ペールモルト35kg,カラメルモルト3kg
を使用
モルトはイギリス産のCRISPという会社のもの。
いわて蔵ビールでは、このイギリス産モルトと
ドイツ産モルトを主に使っています。
いわて蔵レッドエールには、このカラメルモルトが、
スタウト系黒にはローストバーレイモルトと泡持ちを
良くするためにウィートモルトも結構入れているそうです。
まずは、このモルトを粉砕したものを
68℃のお湯に投入します。
マッシング=糖化の行程です。
糖化にはインフュージョンマッシングとデコクションマッシングと主に2つの方法があります。
イギリスではインフュージョンが主で
ドイツ、チェコなどではデコクションが主流です。
造られるビアスタイルによって
糖化方法が異なるわけです。
このマッシング=糖化を
90分間行います。
糖化が終わると
次にスパージングという
モルトのもろみにお湯をかけて
糖を洗い流します。
この段階で比重を計測して
糖度を調整します。
そして煮沸釜へ移動
90分煮沸します。
ここから登場するのがホップです。
今回は
ビタリングホップ=苦味をつけるホップに
ドイツ産のナゲット80g、
アロマホップ=香り、フレイヴァーをつけるホップに
イギリス産のケントゴールディング160g
を使います。
煮沸の序盤にビタリングホップ、ナゲットを投入
そして煮沸終了間際にアロマホップ、ケントゴールディングを投入します。
そして、今回のハイライトともいえる
副原料のシナモンです。
今回はスティック状のシナモンを30g使います。
煮沸開始60分経過したところでネットに入れて
投入。
この煮沸作業の待ち時間に
食事&いわて蔵ビール社長の佐藤航さんに
NONSUCHで通年、取り扱う
いわて蔵リアルエールについて、
いろいろお話しをお伺いしました。
そして、航さん秘蔵のリアルエール白書を
お譲り頂きました!!
航さん、孝紀さんもこれでリアルエールを勉強したそうです。
本日の仕込み作業は、煮沸を終えて終了。
この時点での麦汁を試飲させていただきました。
イイ感じです!!
色も想定内の色味になっているし、
ほのかに感じるシナモンフレイヴァーが
心地よく、モルティーなブラウンエールと
マッチしています!
孝紀さんとテイスティングして
話し合った結果、分かりやすくするために
発酵後にもう少しシナモンを足すことになりました。
この後は貯酒タンクに移し、温度を下げてから
酵母を入れて発酵、
そして約1ケ月熟成して行きます。
今回仕込んだ
「NONSUCHシナモンブラウンエール」は
オープン日の9月5日から
池袋NONSUCHで飲むことが出来ますので、
皆様お楽しみに!!